ティペット
【 ティペットの太さ・相当号数・強さ・適合フライサイズ 】
| ティペット(X表示) | 太さ(インチ) | 太さ(mm換算) | 相当号数 | 概略強度(lb) 1lb=454g |
適合フライサイズ(#) |
| 0X | 0.011 | 0.279 | 3.0号 | 14 | 1/0−2−4 |
| 1X | 0.010 | 0.254 | 2.5号 | 12 | 4− 6− 8 |
| 2X | 0.009 | 0.229 | 2.0号 | 10 | 6− 8−10 |
| 3X | 0.008 | 0.203 | 1.5号 | 8 | 10−12−14 |
| 4X | 0.007 | 0.178 | 1.0号 | 6 | 12−14−16 |
| 5X | 0.006 | 0.152 | 0.8号 | 4 | 14−16−18−20−22 |
| 6X | 0.005 | 0.127 | 0.6号 | 3 | 16−18−20−22−24 |
| 7X | 0.004 | 0.102 | 0.4号 | 2 | 18−20−22−24−26 |
| 8X | 0.003 | 0.076 | 0.2号 | 1.5 | 24−26−28− |
1. ティペットのX表示は、AFTMA規格であり、1X=1/100インチを基準に1/1000インチずつ太さが変化します。
2. 号数表示は日本独特の釣り糸表示方法で、元々は糸の重さから決められた呼称です。
(号数によって太さは決まっているみたいです。)
| 【 素材解説 】 |
●ナイロン ナイロンはデュポン社の商品名で、化学的な表現では「ポリアミド」(Polyamide 記号ではPA)という樹脂のことを指します。 大まかな分類では、ナイロン6(PA6)、ナイロン66(PA66)、ナイロン12(PA12)等があります。 特性は表の通りですが、特に、吸水性があり劣化が避けられないという弱点があります。ですから湿度の高い所での 保管を避け、古くなったものは取り替える方が良いみたいです。 (あれ?、だから、あの500mの1号ラインはケースが付いているのかな?) 第二次大戦後、「女性と靴下は強くなった。」と言われましたが、女性のことは別として、靴下が強くなったのは、 絹の代替品としてナイロンが開発されたからです。(ちなみに、綿の代替品は「ポリエステル」、羊毛の代わりが「アクリル」) この新繊維を開発したデュポン社の開発者は、大都会の女性達が、破れやすい絹のストッキング(靴下)に代えて、 この新繊維で作られたストッキングを履いて闊歩するのを想像したのでしょう。 そして、新繊維は大都会の代名詞ニューヨーク(NY)とロンドン(LON)の頭文字を化学的に合成し(?)、 「NYLON」(ナイロン)と命名されました。 ●フロロカーボン フロロカーボン( carbon)のライン、ティペットは、「ポリフッ化ビニリデン」(Poly vinylidene fluoride=PVDF)という フッ素系樹脂で作られています。 もともと、「フロロカーボン」とは、「フッ素(F)と炭素(C)の化合物」のことであり、この化合物の総称です。 何でも短縮形にするのが好きな日本では「フロロカーボン」を「フロン」と呼んでいます。(日本独特の通称です) 地球温暖化につながるオゾン層破壊の原因物質「特定フロン」は、フッ素と炭素、さらに塩素を含んだもので 「クロロ・フロロカーボン」(CFC)という物質の一部を指します。釣り糸はオゾン層を破壊しません。(笑) カーボンと言っても元素としての炭素(C)であり、鉛筆の芯のような黒いものが入っているわけではありません。 同じ炭素でも鉛筆の芯は、同素体(同じ元素から成る異質の物)の「黒鉛=グラファイト(Graphite)」。 ご存知の通り、ダイヤモンドも炭素の同素体ですが、釣り糸にダイヤモンドが入っていないのと同じです(笑) 釣り糸としてのフロロカーボンの特長は、何と言っても、吸水率が0である点で、これはナイロンの弱点を補う性質と 言えます。しかし、フロロにも弱点はあり、摩擦に弱い、硬いなどが挙げられます。(あくまで比較として) ●伸び方 ナイロンとフロロカーボンでは、伸びの特性が異なります。 ナイロンは、荷重がかかった時から、すぐに伸び始め、伸び続けて最後に切れます。 一方、フロロは荷重がかかっても、始めは伸びずに踏ん張り、その踏ん張りが限界までくると急に伸びて、そして切れます。 ですから、結果的には言えば、どちらも伸びてしまいます。 ●使い分け ナイロンとフロロカーボン、いろんな特性がありますが、どちらも明確に短所と言えるものは少ないです。 それぞれの特性が見方によっては、長所でもあり短所でもあるわけで、一概にどっちがいいということは言えません。 釣り人が状況に応じて使い分けすることが必要ということになりますね。 |