太田金山 樹木散歩

アブラチャン(油瀝青)  クスノキ科
クロモジ属

葉の付き方 低木/高木 落葉/常緑 針葉/広葉 樹 高 花 期
互生 低木 落葉 広葉 5m 3月

分布 落葉広葉樹林内に自生。湿った場所を好む。
樹皮 幼木では赤味の強い灰褐色、成木は灰褐色で滑らか。
葉柄は1~2cm、葉身は5~8cmの卵状楕円形、先鋭尖頭。全縁で大きく波打つ。側脈は4~5対。黄葉する。
雌雄異株。葉の展開に先立ち開花。淡黄緑色の小花を散形状に付ける。花序は前年枝に腋生する芽の基部に数個付く。雄花雌花とも花被片は6個。花序柄がある。雄花は花付きが良く、花被片6個で長さ約3mm、雄しべは9個。雌花は色が淡く、花被片も小さく、雌しべ1個、へら状の仮雄しべが9個ある。
液果で長さ1.5cm、黄褐色に熟し、乾燥すると割れて種子を1個出す。
名前 「チャン」は天然ピッチの「瀝青」のことを指す。つまり「油瀝青」ということで、木全体に油が多いことが名前の由来
メモ  種子や樹皮から油が採取された。
ムラダチ(群立ち)の別名。

アブラチャン樹皮
赤味の強い灰褐色
17/2/20
アブラチャン葉
卵状楕円形
16/10/31
アブラチャン蕾

17/2/20
アブラチャン花

雄花、葯は淡黄色
17/3/5

アブラチャン花
雄花序、花序柄がある
17/3/3
アブラチャン花
雌花序、雌しべが見える
17/3/10
 アブラチャン新葉
新葉
17/4/4
アブラチャン新葉
花後、葉が展開する
17/4/16
 
 アブラチャン実
球形の液果
17/8/3
アブラチャン実
黄褐色に熟す
19/9/22
 
 アブラチャン黄葉
黄葉
17/11/2
 
 

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