分布 |
落葉広葉樹林内に自生。湿った場所を好む。 |
樹皮 |
幼木では赤味の強い灰褐色、成木は灰褐色で滑らか。 |
葉 |
葉柄は1~2cm、葉身は5~8cmの卵状楕円形、先鋭尖頭。全縁で大きく波打つ。側脈は4~5対。黄葉する。 |
花 |
雌雄異株。葉の展開に先立ち開花。淡黄緑色の小花を散形状に付ける。花序は前年枝に腋生する芽の基部に数個付く。雄花雌花とも花被片は6個。花序柄がある。雄花は花付きが良く、花被片6個で長さ約3mm、雄しべは9個。雌花は色が淡く、花被片も小さく、雌しべ1個、へら状の仮雄しべが9個ある。 |
実 |
液果で長さ1.5cm、黄褐色に熟し、乾燥すると割れて種子を1個出す。 |
名前 |
「チャン」は天然ピッチの「瀝青」のことを指す。つまり「油瀝青」ということで、木全体に油が多いことが名前の由来。 |
メモ |
種子や樹皮から油が採取された。 |
ムラダチ(群立ち)の別名。 |