群馬周辺 野草散歩

アカショウマ(赤升麻)  ユキノシタ科
チダケサシ属

タイプ 葉の付き方 花の色 花 期 茎の高さ
多年草 根生 白色 6~8月 30~90cm

分布 明るい林内や草地に生える。
地下に太い根茎があり、株を形成する。茎は赤味を帯びる。
葉は3回3出複葉で、葉柄の基部や節に褐色の毛がある。頂小葉は卵形で、長さ4~10cmで先は尾状に鋭く尖り、基部はくさび形で縁に重鋸歯がある。葉脈は曲線で葉縁近くで分岐し、葉縁まで届かない。葉の芽吹きも赤っぽく、しばらく赤味がある。トリアシショウマに比べると、葉幅が狭い。
花序は広い円錐状で、側枝は長い。花弁は白色、長さ約3mmのへら状線形で雄しべより長い。雄しべは10個。雌しべの先は2裂。裂開直前の葯は淡黄白色または淡紅色。花序は分岐しない(花穂が花茎から1本づつ出る)。
長さ3ミリほどの先がとがった円柱状の実をつける。
名前 根を漢方の昇麻(解熱剤)にするサラシナショウマに花序の形が似ていて、根茎が赤味を帯びていることによる。
メモ 葉も花もサラシナショウマ、トリアシショウマ、ヤマブキショウマに良く似る。

アカショウマ株

17/6/24
アカショウマ葉
3回3出複葉、先は尖り、重鋸歯がある
18/6/18
 アカショウマ花
花は分枝しない
18/6/18
アカショウマ花
花弁5個はへら状線形、雄しべは10個
17/6/24
アカショウマ葉
葉柄や節に褐色の毛がある
18/5/30

   トップページに戻る トップに戻る   前に戻る 前に戻る