分布 |
明るい林内や草地に生える。 |
茎 |
地下に太い根茎があり、株を形成する。茎は赤味を帯びる。 |
葉 |
葉は3回3出複葉で、葉柄の基部や節に褐色の毛がある。頂小葉は卵形で、長さ4~10cmで先は尾状に鋭く尖り、基部はくさび形で縁に重鋸歯がある。葉脈は曲線で葉縁近くで分岐し、葉縁まで届かない。葉の芽吹きも赤っぽく、しばらく赤味がある。トリアシショウマに比べると、葉幅が狭い。 |
花 |
花序は広い円錐状で、側枝は長い。花弁は白色、長さ約3mmのへら状線形で雄しべより長い。雄しべは10個。雌しべの先は2裂。裂開直前の葯は淡黄白色または淡紅色。花序は分岐しない(花穂が花茎から1本づつ出る)。 |
実 |
長さ3ミリほどの先がとがった円柱状の実をつける。 |
名前 |
根を漢方の昇麻(解熱剤)にするサラシナショウマに花序の形が似ていて、根茎が赤味を帯びていることによる。 |
メモ |
葉も花もサラシナショウマ、トリアシショウマ、ヤマブキショウマに良く似る。
|