群馬周辺 野草散歩

ベニバナイチヤクソウ(紅花一薬草)  ツツジ科
イチヤクソウ属

タイプ 葉の付き方 花の色 花 期 茎の高さ
多年草 根生 桃色 6~8月 20cm

分布 亜高山針葉樹林帯の林内に生える常緑多年草で半寄生植物。群生することが多い。
花茎は単一で直立し、赤味を帯び、稜角がある。
葉は根ぎわに2~5個つき、長い柄をもち、広楕円形で長さ2~3.5cm、目立たない鋸歯があり、葉表に光沢がある。
高さ20cmほどの花茎の先に総状花序をつくり、多数の桃色の花を下向きにつける。花冠は直径1.3cmほど、先は5裂。萼片も深く5裂し、花柄基部に小型の苞葉がある。雄しべ10個、雌しべは長く突き出す。
蒴果は平たい円形で5個の溝があり、花柱は実の外に突き出て先端が上に曲がる。
名前 一薬草は一番よく効く薬草の意味で、白花のイチヤクソウの紅色から、ベニバナイチヤクソウ。
メモ 強心・抗菌などの作用があり、切り傷や虫刺されには、生の葉をもんで汁をつけると効果があるという。

ベニバナイチヤクソウ株

19/5/3
ベニバナイチヤクソウ葉
芽吹き
19/4/4
ベニバナイチヤクソウ葉
葉は長柄をもち、広楕円形
19/4/20
ベニバナイチヤクソウ花
花茎は単一で直立
19/5/17
ベニバナイチヤクソウ花
花冠の先は5裂、雌しべが突き出す
19/5/17
ベニバナイチヤクソウ実
若い実
19/7/30 

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