太田金山 野草散歩

フッキソウ(富貴草)  ツゲ科
フッキソウ属

タイプ 葉の付き方 花の色 花 期 茎の高さ
多年草 互生 白色 3~5月 20~30cm

分布 山地の林内。民家や神社にも植えられている。
茎の下部は地を這い、上部は斜上して高さ20~30cmになる。
葉は厚く、密に互生し、長さ3~6cmの卵状楕円形。上半部に粗い鋸歯がある。
雄花は茎の上部に付き、その下に雌花が5~7個付く、雄花・雌花には花弁はなく、4個の萼片がある。雄花は雄しべ4個、花糸は太く白色、葯は茶褐色。雌花の花柱は2個で反り返る。
直径1~1.5cmの卵形の果実が実る。2本の花柱が宿在し、先が尖っている。果実は核果で白く熟す。花の割に実は少ない。
名前 常緑の葉を繁栄にたとえたもので、おめでたい富貴の字があてられた。
メモ  草本のように見えるが低木。

フッキソウ花穂
茎先に短い花穂を付ける
17/3/29
フッキソウ葉
卵状楕円形で、上半部に粗い鋸歯がある
17/3/29 
フッキソウ雄花 
上部に雄花、雄しべ4個で花糸は白色

17/3/29 
フッキソウ雌花  
4個の雌花、花柱2個で反り返る

17/3/29

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