分布 |
中国原産。カラタチ沢付近に群生、金山山中に点在する |
樹皮 |
樹皮は灰褐色で滑らか、老木になると不規則に剥がれる。
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葉 |
葉柄は1~1.5cm、葉身は8~15cmの倒卵形、先は鈍形で先端が短く急に凸になる。葉前方で最大幅。全縁でやや波状。表は緑でやや光沢があり、粗毛が生える。側脈は平行で7~10対。黄葉する。
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花 |
蕾は銀色の毛に包まれる。葉が展開する前に白花を上向きに付ける。花径10~15cm、花被片は9枚、狭倒卵形の花弁状で3枚づつ輪生する。萼と花弁の区別はない。多数の雄しべと1個の雌しべ。雌しべ先熟で、花の中央の花床上部に雌しべが多数、下部に雄しべが多数つき、始めに雌しべが反り返るように開く(雌性期)。その後、雌しべは花床に沿って閉じ、雄しべが開いて花粉をだす(雄性期)。蜜を出さない虫媒花。
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実 |
果実は集合果で9~12cmのこぶし状の長楕円形、10月に褐色に熟し、中に赤い種子が覗く。
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名前 |
木蓮は漢名、花をハスに見立てる。
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メモ |
花芽は先端部が北を向く(方向指標植物と呼ばれる)。
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北朝鮮では国花に指定されている。
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