太田金山 樹木散歩

ハクモクレン(白木蓮)  モクレン科
モクレン属

葉の付き方 低木/高木 落葉/常緑 針葉/広葉 樹 高 花 期
互生 高木 落葉 広葉 20m 3月

分布 中国原産。カラタチ沢付近に群生、金山山中に点在する
樹皮

樹皮は灰褐色で滑らか、老木になると不規則に剥がれる。

葉柄は1~1.5cm、葉身は8~15cmの倒卵形、先は鈍形で先端が短く急に凸になる。葉前方で最大幅。全縁でやや波状。表は緑でやや光沢があり、粗毛が生える。側脈は平行で7~10対。黄葉する。

蕾は銀色の毛に包まれる。葉が展開する前に白花を上向きに付ける。花径10~15cm、花被片は9枚、狭倒卵形の花弁状で3枚づつ輪生する。萼と花弁の区別はない。多数の雄しべと1個の雌しべ。雌しべ先熟で、花の中央の花床上部雌しべが多数、下部に雄しべが多数つき、始めに雌しべが反り返るように開く(雌性期)。その後、雌しべは花床に沿って閉じ、雄しべが開いて花粉をだす(雄性期)。蜜を出さない虫媒花。

果実は集合果で9~12cmのこぶし状の長楕円形、10月に褐色に熟し、中に赤い種子が覗く。

名前

木蓮は漢名、花をハスに見立てる。

メモ

花芽は先端部が北を向く(方向指標植物と呼ばれる)。

北朝鮮では国花に指定されている。


ハクレン樹皮
樹皮は灰褐色で滑らか
16/3/16
ハクレン蕾
樹冠全体が白一色となる
16/3/25
ハクレン蕾
花芽の先端は北を向く
16/3/15
ハクレン花
樹冠全体が白一色となる
16/3/25
ハクレン花

花には芳香がある
16/3/18

 ハクレン花
蜜を出さない虫媒花、雄性期
17/3/11
 
ハクレン花

雄しべが多数、雌しべが1個
16/3/17
  

ハクレン花
花被片は9枚
16/3/18
 ハクレン雌しべ
花弁が脱落、雌しべ1個と雄しべ多数
16/3/25
ハクレン実
まだ青い実
15/8/25
 
  ハクモクレン実
熟すと、赤い種子が覗く
16/9/30
 
ハクモクレン黄葉
黄葉
16/11/8
  

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