太田金山 樹木散歩

ハンノキ(榛の木)  カバノキ科
ハンノキ属

葉の付き方 低木/高木 落葉/常緑 針葉/広葉 樹 高 花 期
互生 高木 落葉 広葉 20m 2月

分布

カラタチ沢、金山南面に分布。

樹皮

樹皮は暗灰褐色で、浅い割れ目ができて剥げる。

葉柄は1~3.5cm、葉身は5~13cmの卵状楕円形。先鋭尖頭、基部は楔形。質は硬く、葉縁は不揃いな低い鋸歯がある。

開葉前に花を付け、雄花序が目立つ。雄花序は褐色、4~7cmで枝先から2~5個下垂する。雌花序は赤で、長さ5mm程、雄花序の下に1~5個付く。

果実は堅果で1.5~2cmの卵状楕円形に集まり花穂となり、10月頃黒褐色に熟す。冬の間、果穂と雄花序が同居する。

名前

開墾の意の「墾(はり)」がもとで、古名「榛の木(ハリノキ)」となった。

メモ 

ハンノキをはさ木(稲架木、稲木ともいう)として列植されている所もある。

浅根で生育場所が川に面した不安定な立地が多いから大径のものはあまりみられない。

ハンノキ樹皮
暗灰褐色、割れ目ができ剥がれる
16/5/16
ハンノキ新葉
新葉と昨年の実
16/5/16
ハンノキ花

雄花序が目立つ、雌花序は上を向く
16/2/3

ハンノキ雄花序

来年の雄花序
15/9/19

ハンノキ実
堅果、黒褐色に熟す
14/11/18
ハンオキ花穂と雄花序
風に揺れる果穂と雄花序
14/12/5

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