太田金山 樹木散歩

ヒノキ(檜)  ヒノキ科
ヒノキ属

葉の付き方 低木/高木 落葉/常緑 針葉/広葉 樹 高 花 期
対生 高木 常緑 針葉 30m 4月

分布 山地に自生。新田神社付近に植栽されている。
樹皮

樹皮は縦裂し裂片に剥がれる、スキ゛よりやや幅広に剥がれる。枯れ枝が残りやすい。

葉は鱗片状で鈍頭、十字対生する。太枝の側部に付く葉は14mm、表裏に付く葉は7mm程度。気孔帯は白色の細いY字形。先は丸く触っても痛くない。

雌雄別花。雄花、雌花とも枝先に付く。雄花は赤味を帯び長さ2~3mmの楕円形。雌花は球形で直径3~5mm。

球果は直径1cm程の球形、10月ごろ赤褐色に熟し、果鱗を開いて種子を出す。

名前

木をこすり合わせて火をおこしたとする説、尊い木なのでヒは最高のものを表す日(日の木)とする説がある。

メモ  

伊勢神宮では20年ごとに遷宮の行事が行われ、木曾のヒノキで神営される。

法隆寺や東大寺に使われた材は、樹齢数百年のヒノキ。千三百年も維持されているのは、材がヒノキだから。
ヒノキの気孔帯はY形、サワラは触ると痛い。 「ヒノキじゃワイ(Y)、サワラないで」と覚える。

ヒノキ樹皮
縦裂し剥がれる
16/4/8
ヒノキ雄花
雄花、赤味を帯び楕円形
16/4/8
ヒノキ雌花

雌花、白っぽく球形
16/5/2

ヒノキ気孔帯
赤い実、翌年花と同居する
16/5/2

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