分布 |
山地に自生。新田神社付近に植栽されている。 |
樹皮 |
樹皮は縦裂し裂片に剥がれる、スキ゛よりやや幅広に剥がれる。枯れ枝が残りやすい。
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葉 |
葉は鱗片状で鈍頭、十字対生する。太枝の側部に付く葉は14mm、表裏に付く葉は7mm程度。気孔帯は白色の細いY字形。先は丸く触っても痛くない。
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花 |
雌雄別花。雄花、雌花とも枝先に付く。雄花は赤味を帯び長さ2~3mmの楕円形。雌花は球形で直径3~5mm。
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実 |
球果は直径1cm程の球形、10月ごろ赤褐色に熟し、果鱗を開いて種子を出す。
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名前 |
木をこすり合わせて火をおこしたとする説、尊い木なのでヒは最高のものを表す日(日の木)とする説がある。
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メモ |
伊勢神宮では20年ごとに遷宮の行事が行われ、木曾のヒノキで神営される。
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法隆寺や東大寺に使われた材は、樹齢数百年のヒノキ。千三百年も維持されているのは、材がヒノキだから。 |
ヒノキの気孔帯はY形、サワラは触ると痛い。 「ヒノキじゃワイ(Y)、サワラないで」と覚える。 |