太田金山 樹木散歩

ヒサカキ(姫榊) ツバキ科
ヒサカキ属

葉の付き方 低木/高木 落葉/常緑 針葉/広葉 樹 高 花 期
互生 高木 常緑 広葉 10m 3月

分布

青森以南の山地に生える。金山山中に点在する。

樹皮

樹皮は灰黒色で小じわがある。

葉柄は2~4mm、葉身は3~7cmの楕円型で細い鋸歯有り。葉質は濃緑の厚い革質で光沢。先は鈍頭で中央が窪む。先端の葉は爪形で今年枝は緑。

雌雄異株。葉腋に鐘形~壺形の花を1~3個束生する。花は直径2.5~5mmで下向きに咲く。雌花のほうが小さい。花弁は帯黄白色で5個。雄花には雄しべが12~15個あるが、雌しべは退化。雌花は雌しべ1個、雄しべは退化。雌しべの花柱は深く3裂してそり返る。萼片は暗紫色で5個。花柄は長さ2mmと短い。

果実は葉腋に付き、4~5mmの液果で紫黒色に熟す。

名前

小さい榊を意味する「姫榊」、榊に似るがサカキでないという「非榊」説などがある。

 メモ

陰樹、金山のアカマツ林の小高木として個体数が増加している。


ヒサカキ樹皮
樹皮は灰黒色
16/4/23
ヒサカキ葉
新葉
16/5/20
 ヒサカキ蕾

16/2/29
ヒサカキ雌花
雌花、花柱は3裂、花弁は外に開く
17/3/28
 
ヒサカキ雌花雄花
左上 雄花、右下 雌花、雄花は小さめ
16/3/27
ヒサカキ雄花
雄花、雄しべ約15個、雌しべは退化
17/3/28
ヒサカキ若い実
若い実
16/7/14
ヒサカキ実

実は4~5mmの核果
16/10/18

 ヒサカキ実
紫黒色に熟す
16/11/27
ヒサカキ実
紫黒色に熟した実
16/12/15
 

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