分布 |
道端に普通に生える。 |
茎 |
高さ10~30cmで茎断面は四角形。 |
葉 |
長さ1~2cmの扇状円形で鋭い鋸歯がある。下部の葉は長い柄が付く。 |
花 |
上部の葉脇に長さ2cmの紅紫色の唇形花を密に付ける。筒部の長い唇形花で、長い毛が密生する。上唇は上に伸びてかぶと状。下唇は3裂し、中央裂片はさらに2裂、ハナバチ類の足場になる。上唇の下側に縦に雄しべが並ぶ。蕾のまま結実する閉鎖花が多数混じる。閉鎖花は花冠の上部がほっそりし、上唇は赤紫色、それ以外は全体的に白っぽい。晩秋から花を咲かせるものもある。 |
実 |
そう果状で4分果、長さ約2mmで3稜形。尖った方の部分にエライオソームが付き、アリがこれを好んで運ぶ。
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名前 |
対生する葉を仏様の連座に見立てたもの。別名、葉が段々に付くので3階草。 |
メモ |
春の七草のホトケノザはキク科のコオニタビラコのこと。 |
よく似たヒメオドリコソウは花が短く葉に半分隠れるように咲く。ホトケノザは葉の間からすくっと立ち上がる。
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