太田金山 野草散歩

ホトケノザ(仏の座)  シソ科
オドリコソウ属

タイプ 葉の付き方 花の色 花 期 茎の高さ
2年草 対生 紅紫色 2~6月 10~30cm

分布 道端に普通に生える。
高さ10~30cmで茎断面は四角形。
長さ1~2cmの扇状円形で鋭い鋸歯がある。下部の葉は長い柄が付く。
上部の葉脇に長さ2cmの紅紫色の唇形花を密に付ける。筒部の長い唇形花で、長い毛が密生する。上唇は上に伸びてかぶと状。下唇は3裂し、中央裂片はさらに2裂、ハナバチ類の足場になる。上唇の下側に縦に雄しべが並ぶ。蕾のまま結実する閉鎖花が多数混じる。閉鎖花は花冠の上部がほっそりし、上唇は赤紫色、それ以外は全体的に白っぽい。晩秋から花を咲かせるものもある。
そう果状で4分果、長さ約2mmで3稜形。尖った方の部分にエライオソームが付き、アリがこれを好んで運ぶ。
名前 対生する葉を仏様の連座に見立てたもの。別名、葉が段々に付くので3階草。
メモ  春の七草のホトケノザはキク科のコオニタビラコのこと。
よく似たヒメオドリコソウは花が短く葉に半分隠れるように咲く。ホトケノザは葉の間からすくっと立ち上がる。

ホトケノザ全体
花と葉
17/1/27
ホトケノザ茎
茎断面は4角形
17/2/8
ホトケノザ花
下部の葉は長い葉柄が付く
17/2/8 
ホトケノザ葉
葉は対生に付く
17/2/8
 ホトケノザ花
紅紫色の唇形花、毛が密生する
17/1/16 
ホトケノザ花
2段目の葉脇に実が見える
17/2/8  
 ホトケノザ花
閉鎖花も見える
17/3/16  
 ホトケノザ群生
群生
17/3/28

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