分布 |
山地の林縁、川岸、湿地の周辺に生える。水道公園東部に植栽されている。 |
樹皮 |
樹皮は淡紅褐色~灰褐色で比較的粗く、明褐色の丸い皮目が散在する。表皮に入った十文字の裂け目が徐々にひし形状にめくれて特有の模様を作る。 |
葉 |
奇数羽状複葉で長さ20~30cm、小葉は3~7対、小葉は卵形で長さ3~5cmで全縁、先端は尖る。表は深緑色、裏面は緑白色で、芽吹きの頃は銀白色の細毛が密生し、ヒ゛ロート゛のようになる。 |
花 |
花は盛夏の頃,当年の枝先に咲く。複総状花序で、約1cmの黄白色の花を多数つける。 |
実 |
果実はさや豆状で長さ4~8cm、熟すと黄緑色になり垂れ下がる。 |
名前 |
野山に普通にあるエンジュという意味で「イヌエンジュ」になった。 |
メモ |
材質は優れ、特に心材の材価は高い。 |
幹や枝を傷つけると臭気を放つ。 |