分布 |
山地や丘陵地に生える。カラタチ沢付近等、普通に見られる。
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樹皮 |
すらりとした樹形。滑らかで灰白色の縦縞模様がある。
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葉 |
葉柄は8~12mm。葉身は4~8cmの狭卵形、葉表は光沢のない緑で全体に毛、葉裏は葉脈上に毛がある。先は鋭頭で。基部は広い楔形。細かく鋭い規則的な重鋸歯がある。側脈は12~15対。
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花 |
雌雄別花。雄花序は前年枝の葉腋に垂下し、4~5cmの黄褐色の穂状になり遠くからでもよくわかる。苞に包まれた1個の雄花がある。雄しべは8個、葯の先が赤味を帯びる。雌花序は枝先の葉の中から垂れる。花が終わると、大量の雄花序が落下する。
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実 |
実は堅果で長さ1.5~3cmの果苞の基部に付く。果包の先端は鋭く尖り、外縁は不揃いの鋭い鋸歯。内縁は全縁。果苞はまばらに集まり4~8cmの果穂となる。
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名前 |
シデは注連縄に垂れる紙。シデに似ていることから「シデ」。犬は役に立たないの意。
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メ モ |
縞馬のような縦縞模様は遠くから判断できる。 |