太田金山 樹木散歩

ジンチョウゲ(沈丁花)  ジンチョウゲ科
ジンチョウゲ属

葉の付き方 低木/高木 落葉/常緑 針葉/広葉 樹 高 花 期
互生 低木 常緑 広葉 1m 3月

分布 室町時代に渡来。庭木として親しまれ、受楽寺などに植栽されている。
樹皮 樹皮は暗褐色で、材は強靭。茎は密に分枝し、球状の株になる。
葉身は4~9cmの長楕円形、全縁。葉質は厚く革質で光沢があり、先は鋭頭で基部は細いくさび形。側脈は不明瞭、葉柄はほとんどない。
花には甘く濃厚な香りがある。形態的には両性だが、結実する株と結実しない株があるために、雌雄異株ともいわれる。枝先に10~20個の花を頭状に付ける。花弁はなく、萼が筒状で先が4裂して広がり、花弁のように見える。外側は紫紅色で内側は白色。雄しべは8個で上下2段に付くので上からは4個しか見えない。日本には雄株が多く、通常果実はできない。
雌株は少ないが、まれに直径1cmほどの楕円形の実を付け、赤く熟すらしい。
名前 沈香(沈水香木)に似た香りがあり、葉の形が丁子(フトモモ科)に似ているところから。
メモ

ジンチョウゲ樹皮
暗褐色
17/2/21
ジンチョウゲ枝
密に分岐し、材は強靭
17/3/7
ジンチョウゲ花
頭状花
17/3/3
ジンチョウゲ葉

厚く革質で光沢があり、側脈は不明瞭
17/3/7

ジンチョウゲ花

紫紅色の蕾
17/3/6

ジンチョウゲ花
萼は筒状で先が4裂、花弁はない
17/3/6
ジンチョウゲ花
雄花、雄しべは8個、上から見ると4個
17/3/6 
ジンチョウゲ白花
シロバナジンチョウゲ
17/2/20  
シロバナジンチョウゲ花
シロバナジンチョウゲ
17/3/19 
 

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