分布 |
山地や丘陵などの日当たりの良い林縁など。小八王子山の東面などに自生。
|
樹皮 |
樹皮は黒味を帯び、斑紋状となる。枝張りが著しく大きく、樹形は整形ではない。
|
葉 |
葉柄は2~10mm、長枝の葉は互生し、短枝では輪生状に付く。葉身は紙質でやや硬く、4~12cmの広倒卵形。鋭く細かな鋸歯あり。先はやや尾状に伸び鋭尖頭、基部はくさび形。裏は灰白緑色で葉脈状に多くの毛がある。黄葉する。
|
花 |
短枝の先に、白花を4~8個付けた散形花序を出す。花は直径10~12mm、花弁は5個で円形。雄しべは10~20本、花柱は先で3つに分かれる。
|
実 |
実は8~10mmの倒卵形のナシ状果で10月に赤く熟し、頂部に萼片が残る。果柄にイホ゛状の皮目がある。果肉は甘酸っぱい。
|
名前 |
材は堅く、鎌などの柄として用いられたのが和名の由来、牛の鼻輪にしたためウシコロシという別名もある。
|
メモ |
春は黄色(カロチノイト゛)、夏は白色、秋には紫色(アントシアン)の花が多いがその理由は明確でない。
|