群馬周辺 野草散歩

カンオイ(寒葵)  ウマノスズクサ科
カンアオイ属

タイプ 葉の付き方 花の色 花 期 茎の高さ
多年草 互生 暗紫色 10~2月 5~20cm

分布 関東地方中部から東海地方の太平洋側の山地、丘陵の林内に生える。
茎は地を這い、節が多く、芳香がある。
葉柄は長く、紫色を帯び、葉身は卵形~広卵形で長さ6~10cm、基部は心形。無毛。しばしば白雲紋が出る。
花は暗紫色~淡緑褐色で直径約2cm。冬の間、ずっと花をつけている。花には花弁はなく、萼片が卵状3角形で3片に割れる。萼筒は長さ約1cm。内面の格子状隆起は12個以下。花柱の先は2裂し、裂片の基部の丸く膨れた部分が柱頭。雄しべは12個、雌しべは6個。花糸は葯より短い。
果実は液果状で熟すとくずれ、種子をだす。種子には多肉の種枕があり、蟻により散布される。
名前 葉の形がアオイに似て、冬でも枯れずに緑色をしていることから。
メモ    ギフチョウの幼虫の食草として知られる。
 別名、カントウアオイ。

カンアオイ株
葉には長柄、葉身は卵形
19/11/6
カンアオイ葉
白雲紋
18/11/5
カンアオイ花
花柱の先が見える
19/4/4
カンアオイ花
花弁はなく、卵状3角形の3個の萼片

19/11/6
カンアオイ花 
壺状の萼筒

17/4/19   
 

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