分布 |
湿った日陰を好む。カラタチ沢などで見ることができる。 |
樹皮 |
樹皮は赤褐色で丸い皮目が目立つ。本年枝は緑。 |
葉 |
葉柄は1~3cm、葉身は革質で6~12cmの楕円形、先は鋭先頭、鋭い鋸歯。葉は濃緑で光沢、サクラの葉に似るが葉形は異変が多い。黄葉する。 |
花 |
雌雄異株。葉の出る前に、弓なりに曲がった前年枝の葉腋から長さ3~10cmの総状花序が下垂。花弁は4個、萼片は4個で2個は花弁状。雄花序は長く、雄花は淡黄色で8個の雄しべが目立つ。雌花序は短く、雌花は淡黄緑色で雌しべは花の外に突き出し、雌しべは退化。 |
実 |
球状の液果。 |
名前 |
「五倍子(ふし)」は、ヌルデの虫こぶのことで「タンニン」を多く含む。 キブシの果実にもタンニンを多く含むためその代用とされることにより、「木五倍子」の名がある。
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メモ |
ふし(五倍子、お歯黒)の代用の木。 |