太田金山 野草散歩

コバノタツナミソウ(小葉の立浪草)  シソ科
タツナミソウ属

タイプ 葉の付き方 花の色 花 期 茎の高さ
多年草 対生 青紫色 5~6月 5~20cm

分布 道端や石垣のすき間、土手、山の岩上などに生える。
茎は高さ5~10cm程度が多いが、半日陰のものは20cmを越える。茎には白色の開出毛が多い
葉は数対まばらにつき、広卵心形。両面ともに軟毛が多く、縁には鈍い鋸歯が3~7対あり、 葉先は丸みを帯び、基部は心形で、長さ幅ともに約1cm。葉裏にはふつう明瞭な腺点が密にある。軟毛の量は変化が多い。
花は頂生の穂状花序になる。それぞれが基部で90度で曲がり上を向く。花は青紫色、ときに淡紅紫色または白色で、長さ1.5cmほど。上唇の上側に毛が多い。下唇は3裂、下唇全面に紫色の斑紋がある。白花品もある。
分果は1~1.4mm、円錐状の先の尖った細突起が密にある。
名前 葉が小さいタツナミソウの意。別名、ビロードタツナミ、葉に軟毛が生え、ビロードのようにふわふわした感じがすることによる。
メモ  類似種にタツナミソウ、オカタツナミソウがある。

コバノタツナミ花

17/5/24
コバノタツナミ花
鈍い鋸歯が3~7対
17/8/17
コバノタツナミ花
茎には白色の開出毛が多い
19/11/17
 
コバノタツナミ花
上唇に毛が多い
18/5/19
コバノタツナミ花
下唇全面に斑紋、斑紋の形は変化する
19/5/20
 
コバノタツナミ花
群生
20/5/24
コバノタツナミ実
果実
17/10/25
 
シロバナコバノタツナミ花
白花品
18/5/30
 

   トップページに戻る トップに戻る   前に戻る 前に戻る