分布 |
道端や石垣のすき間、土手、山の岩上などに生える。 |
茎 |
茎は高さ5~10cm程度が多いが、半日陰のものは20cmを越える。茎には白色の開出毛が多い |
葉 |
葉は数対まばらにつき、広卵心形。両面ともに軟毛が多く、縁には鈍い鋸歯が3~7対あり、 葉先は丸みを帯び、基部は心形で、長さ幅ともに約1cm。葉裏にはふつう明瞭な腺点が密にある。軟毛の量は変化が多い。 |
花 |
花は頂生の穂状花序になる。それぞれが基部で90度で曲がり上を向く。花は青紫色、ときに淡紅紫色または白色で、長さ1.5cmほど。上唇の上側に毛が多い。下唇は3裂、下唇全面に紫色の斑紋がある。白花品もある。 |
実 |
分果は1~1.4mm、円錐状の先の尖った細突起が密にある。 |
名前 |
葉が小さいタツナミソウの意。別名、ビロードタツナミ、葉に軟毛が生え、ビロードのようにふわふわした感じがすることによる。 |
メモ |
類似種にタツナミソウ、オカタツナミソウがある。 |