分布 |
山地の樹林下、特に杉林や竹林に多い。 |
茎 |
根茎は横に伸びる。茎は白い毛が密生する。 |
葉 |
基部に膜質の鞘状葉が数個付く。葉は無柄で、2個がほぼ対生状に付き、直径10~20cmの扇状円形、放射状に縦じわが目立つ。 |
花 |
花は大型で直径8~10cm、茎の先に1個付く。萼片は淡緑色。背萼片は長さ4~5cmの卵状楕円形で先が尖る。側萼片2個は合着して船形になり、唇弁の後ろにある。側花弁2個も淡緑色で内側の基部に紅紫色の斑点があり、軟毛が散生する。唇弁は袋状に膨らみ、紅紫色の脈がある。ずい柱は長さ約2cmで内側に曲がる。先端が柱頭で、その下に葯室がある。 |
実 |
実はさく果。 |
名前 |
袋状の花(唇弁)を源平一の谷の戦いで平敦盛を討った熊谷次郎直実の背負った母衣(ほろ、矢除けの布製の袋)に見立てた。これに対して平敦盛のアツモリソウもある。 |
メモ |
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花
17/5/10 |

新葉
18/4/210 |

新葉
17/5/10 |

基部に鞘状葉
17/5/10 |

側花弁2個、基部に紅紫色の斑点
18/4/28 |

背萼片と合萼片が見える
18/4/28 |

柱頭が見える
18/4/28 |

唇弁には紅紫色の脈が見える
17/5/18 |

結実しなかった
17/6/24 |
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