分布 |
山地に生える。子供の国などで見られる。 |
樹皮 |
樹皮は若木で平滑、老木は鱗片状で黒褐色、縦に入った模様が浅く裂け目立つ。 |
葉 |
葉柄は8~15mm、葉身は6~11cmの狭卵形で先は尖り、細かい重鋸歯がある。基部は円形または浅い心形。側脈はきれいに並び20対と多い。褐色ぽく黄葉する。 |
花 |
葉の展開とともに開花。雄花序は長さ3~5cmの穂状で前年枝から下垂。雄花は苞の下に1個ずつつく。雄しべは8~10個。雌花序は本年枝の先端、あるいは短枝の腋から下垂する。雌花は苞の内側に2個ずつつく。雌花の基部には小苞があり、花柱の上部は2裂する。雌花の基部の小苞は花のあと大きくなり、葉状の果苞になる。 |
実 |
果実は堅果。葉状で長さ1.5~2cmの果苞の基部に付く。果穂はシテ゛類で最も太く、5~10cmと長い。褐色に熟す。 |
名前 |
果穂が「四手(しで)」に似て、アカシデやイヌシデの果穂よりも大きいから。 |
メモ |
材は堅いため、家具材・建築材・農具の柄などに用いられる。 |