太田金山 樹木散歩

クヌギ(椚)  ブナ科 
コナラ属

葉の付き方 低木/高木 落葉/常緑 針葉/広葉 樹 高 花 期
互生 高木 落葉 広葉 15m 4月

分布

山地に生える。金山山中に普通に見られる。

樹皮

樹皮は縦に不規則に割れ灰褐色(オレンシ゛)、割目の底は褐色。

葉柄は1~3cm、洋紙質で8~15cmの被針状長楕円形、表は濃緑で光沢がある。波状鋸歯があり、先は淡黄褐色の芒(針)となる。側脈は芒に繋がる。紅葉し、枯葉が冬も枝上に残存する。黄葉する。

雌雄同株。葉の展開と同時。雄花序は黄緑色で長さ10cm程、穂状で新枝の下部に付き下垂する。雄花は杯形で直径2.5mm程。雌花は新枝の先に1~3個付き、花柱は3個。

果実は堅果で2cmほどの球形、殻斗は細長い鱗片状(イソキ゛ンチャク)。2年目に熟す。

名前

食の木(クノキ)、薪の木(クノキ)あるいは国の木(クニノキ)が転訛して「クヌキ゛」に。

メモ 

くねった枝先に細かな枝の束を寄せ集めたような枝ぶりとなる。


クヌギ樹皮
灰褐色、縦に不規則に割れる
16/3/16
クヌギ新葉
新葉と昨年の枯葉
16/4/1
クヌギ花
雄花序は下垂、雌花は茶色
16/4/12
クヌギ葉
葉は被針状長楕円形
16/5/16
クヌギ葉
側脈は芒に繋がる
16/5/16
 
クヌギ雌花
雌花、花柱は3個
16/5/16
クヌギ小枝 
樹下に落ちた枝
16/8/19
クヌギ実
堅果、翌年の秋に熟す
16/8/19
 
 クヌギ実
殻斗には細い鱗片
16/10/26
 
クヌギ枝
枝はくねる
15/1/14
 
クヌギ葉
クヌギは黄褐色、奥はコナラ
15/4/17
 
クヌギ黄葉
黄葉
16/11/8
 

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