群馬周辺 野草散歩

クサボタン(草牡丹)  キンポウゲ科
センニンソウ属

タイプ 葉の付き方 花の色 花 期 茎の高さ
多年草 対生 淡紫色 8~9月 100cm

分布 山地の草原や林縁に生える。
茎は直立する。冬には大部分が枯れるが、茎の基部が木質化するため、茎の下部は残る。
1回3出複葉で、長い葉柄をもつ。小葉は長さ4~13cmの卵形で3浅裂し、先端は鋭くとがり、縁には不揃いな粗い鋸歯がある。
茎の先端や葉腋から集散状の花序を出し、淡紫色の花を下向きに多数つけ、しばしば円錐状になる。細い鐘状になる4枚の花弁に見えるのは萼片で、花弁はない。萼片は長さ1.2~2cmで、基部は筒状になり、先端は反り返る。萼片の外面は白い短毛が密生する。雌雄異株。花には雄しべ、雌しべともあるが、その両方に機能があるとは限らず、雄花と雌花に分化している。筒部が長いのが雄花、短いのが雌花。
倒卵形の痩果で、花後、花柱が長さ15~20mmに伸び、羽毛状になる。
名前 葉がボタンを思わせることによる。
メモ 

 クサボタン株

18/7/26
 クサボタン葉
3出複葉、鋸歯がある
18/7/26
クサボタン花

17/9/13
クサボタン花
花弁に見えるのは萼片、花弁はない
17/8/10
クサボタン花
基部は筒状、先端は4裂し反り返る
17/8/23
クサボタン花
茎・花柄・萼片には白い短毛がある
17/8/23
クサボタン花
雄花、多数の雄しべが見える

18/7/26
クサボタン実
若い実

18/10/15
 クサボタン実
花柱が伸びて羽毛状になる

17/11/19
 

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