太田金山 樹木散歩

クサギ(臭木)  クマツヅラ科 
クサギ属

葉の付き方 低木/高木 落葉/常緑 針葉/広葉 樹 高 花 期
対生 高木 落葉 広葉 8m 8月

分布

山地や丘陵、原野などに生える。金山南面、特に県道金山城址線の駐車場手前付近に自生。幼木も多数見られる。

樹皮

幼木は淡褐色で皮目がある。成木は暗褐色で縦に筋が入る。良く枝分かれする。

葉柄は5~12cm、葉身は8~15cmの三角状心形。先は少しづつ細くなり尖る。十字対生する。

雄しべ先熟。枝先から芳香のある花を多数付けた集散花序を出す。萼片は紅色で5浅裂し、花後に濃紅色になり、星状に開いて残る。花筒は紫色、花冠は白色で先が5裂して平開する。蝶や甲虫が集まる。最初に雄しべが突き出し、その後雄しべが下がり雌しべが突き出す。

赤い萼が星形に開き、中央に6~7mmの光沢のある実(核果)が紺色に熟す。

名前

独特の臭気が和名の由来。

メモ 

花には芳香があるが、枝・葉には切ると独特の強い臭気がある。炊き込みご飯にする地方もあるらしい。

お盆の時期に開花、開花期間も長い。

雄しべ先熟で自家受粉の防止。まず、雄しべが熟す。


クサギ樹皮
淡褐色、縦に筋が入る
15/4/27
クサギ新葉
葉は8~15cmの三角状心形
15/4/27
クサギ蕾

16/7/17
クサギ花
萼片は紅色で5浅裂、花後濃紅色になる
15/7/24
 クサギ花
雄しべ先熟、雄しべ4個、雌しべ1個
15/8/21
クサギ花
垂れているのが雌しべ
16/7/24
 
 クサギ花
立っている雌しべが見える
17/7/27
 
 クサギ大木
大木、遠くからも白花が目立つ
18/8/1
クサギ実
実、熟すと萼が開く
15/8/21
クサギ種子
光沢のある実が紺色に熟す
15/9/28
クサギ葉

枝下の葉の葉柄は長い
16/9/13

クサギ黄葉

黄葉
16/11/6


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