分布 |
山地や丘陵、原野などに生える。金山南面、特に県道金山城址線の駐車場手前付近に自生。幼木も多数見られる。
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樹皮 |
幼木は淡褐色で皮目がある。成木は暗褐色で縦に筋が入る。良く枝分かれする。
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葉 |
葉柄は5~12cm、葉身は8~15cmの三角状心形。先は少しづつ細くなり尖る。十字対生する。
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花 |
雄しべ先熟。枝先から芳香のある花を多数付けた集散花序を出す。萼片は紅色で5浅裂し、花後に濃紅色になり、星状に開いて残る。花筒は紫色、花冠は白色で先が5裂して平開する。蝶や甲虫が集まる。最初に雄しべが突き出し、その後雄しべが下がり雌しべが突き出す。
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実 |
赤い萼が星形に開き、中央に6~7mmの光沢のある実(核果)が紺色に熟す。
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名前 |
独特の臭気が和名の由来。
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メモ |
花には芳香があるが、枝・葉には切ると独特の強い臭気がある。炊き込みご飯にする地方もあるらしい。
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お盆の時期に開花、開花期間も長い。
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雄しべ先熟で自家受粉の防止。まず、雄しべが熟す。
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