分布 |
日本固有種、関東以西に分布。庭木や公園樹として植栽される。金山駐車場南面の四阿付近にある。
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樹皮 |
樹皮は灰色で皮目が目立つ。
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葉 |
葉柄は5~15mm、葉身は5~10cmの菱形円形でゆがむ、主脈に対し葉形・葉脈が非対称。葉縁は波状の粗い鋸歯。側脈は平行に斜上する。葉裏は葉脈上に毛がある。秋は美しく黄葉する。
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花 |
奇妙な形をしている。前年枝の葉腋から出た花序軸に2~4個の黄色い花を付ける。萼片は暗紫色で4個。花弁も4個、少しよれて細長く紙細工のようで、長さ10~13mmの線形。雄しべ4個、雌しべは1個で2裂する。紅花のアカハ゛ナマンサク(赤花満作)もある。
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実 |
約1cmの球形で蒴果、熟すと2裂し2個の黒い種子が音を発して遠くに飛び出す。
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名前 |
早春、一番早く咲くので「まず咲く」。
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メモ |
枝は折れにくく、皮つきの枝条は強靱で、丸太を縛ると乾燥に伴い堅く締まる。合掌造りの丸太結束に使われる。
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