太田金山 樹木散歩
山野に普通に生える。金山の尾根伝いに多数分布。
樹皮は暗灰色で滑らか。
葉は子葉3~7枚からなる奇数羽状複葉。子葉には1~3mmの小葉柄。小葉は5~10cmの卵状長楕円形、先端は鋭尖頭、基部は歪んだくさび形。縁は不明瞭な鋸歯があり丸く波打つ。稚樹の子葉は丸い。黄葉する。
雌雄異株。新枝の先に円錐花序を出し、白い花を多数つける。花序には腺毛がある。花冠は4全裂し、裂片は長さ6~7mmの線形。雄花には2個の雄しべがあり、葯は黄色。両性花には雌しべが1個と雄しべが2個ある。雌株の花序は雄株の花序に比べて花数が少なく、まとまっている。雌しべの根元は赤紫色。
アオタ゛モに似ていて、葉の縁が不明瞭で「丸く波打つ」の意味で「マルハ゛」となった。
太田金山では、マルハ゛アオタ゛モは見かけてもアオタ゛モは見かけない。
両性花、雌しべ1個で根本が赤紫色 17/4/21
葉は奇数羽状複葉 15/4/17
黄葉 16/11/8