群馬周辺 野草散歩

マツカゼソウ(松風草)  ミカン科
マツカゼソウ属

タイプ 葉の付き方 花の色 花 期 茎の高さ
多年草 対生 白色 8~10月 50~80cm

分布 山地の林縁に生える。
茎は直立して細く、上方で分枝する
葉は3回3出複葉で、小葉は倒卵形で多数あるが大きさは不揃い。質は薄く、油点があり、臭気がある。小葉の先は丸く、基部はくさび形。
枝先に集散花序をだし、白色の小さな4弁花を多数開く。花は直径5mmほど。雄しべは6~8個。花弁より雄しべが長い。雌しべは子房が深く4裂している。
実は長さ約3mm、分果は4個。4つに分かれ、中に数個の種子が入っている。
名前 草の姿が優しく、趣があることによる。
メモ 葉裏にミカン科特有の半透明な油点(葉に散在する、油分を含んだ小点)がある。強い臭いがするため、昔は虫よけに使われた。

マツカゼソウ株

18/8/16
マツカゼソウ葉
3回3出複葉
18/8/16
マツカゼソウ花
白色4弁花、花冠から雄しべが飛び出す
18/7/30
マツカゼソウ花
雌しべの子房は4裂
18/7/30
マツカゼソウ花
若い実
18/9/3
マツカゼソウ実
分果は4個
20/10/2

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