群馬周辺 野草散歩

ミヤマエンレイソウ(深山延齢草)  シュロソウ科
エンレイソウ属

タイプ 葉の付き方 花の色 花 期 茎の高さ
多年草 輪生 白色 4~5月 20~40cm

分布 山林の樹陰に生える。エンレイソウより深山に生える。
1~3本直立し無毛。
茎先に3枚輪生する。葉は無柄で、葉身は丸みを帯びた菱形で、直径10~20cm。
3枚の葉の中心から短い花柄が伸びる。エンレイソウに似るが、外花被片はより長く2~2.5cmで先が尖り緑色。内花被片3個は花弁状で白色で長さ約2.5cm。雄しべ6個、雌しべの先は3裂する。内花被片が淡紅紫色を帯びるものをムラサキエンレイソウという。
液果、球形で黒褐色に熟し甘い。
名前 エンレイソウは長寿(延齢)の妙薬とされていたことからの説と、アイヌ語のエマウリが変化しエンレイとなったという説がある。ミヤマは山や人里に見られること。
メモ  別名、シロバナエンレイソウ。エンレイソウと異なり、内花被片がある。草丈や葉の付きかた、生えている場所もエンレイソウに似ているが、本種の方が、花が大きく、内花被片が白い花弁状であることや、外花被片が長くて尖っていることから区別できる。

ミヤマエンレイソウ花

17/4/26
ミヤマエンレイソウ蕾

18/4/9
 ミヤマエンレイソウ葉
葉は3輪生、丸みを帯びた菱形
17/4/26 
ミヤマエンレイソウ葉
花は横向きに咲く
17/4/26 
ミヤマエンレイソウ花
短い花柄がある、外花被片3個
17/4/26
ミヤマエンレイソウ花
内花被片3個、雄しべ6個、雌しべの先は3裂
17/4/26 
 ミヤマエンレイソウ実
液果、黒く熟す
17/5/10

   トップページに戻る トップに戻る   前に戻る 前に戻る