太田金山 樹木散歩

ムクノキ(椋)  ニレ科
ムクノキ属

葉の付き方 低木/高木 落葉/常緑 針葉/広葉 樹 高 花 期
互生 高木 落葉 広葉 30m 4月

分布

山野に自生。また、防風林として人家にも植えられる。金山城の大堀切東側斜面に目通り180cmの大木が自生。月の池南面にもある。

樹皮

成木の樹皮は灰淡褐色で縦筋がある。樹形はケヤキのように箒状に広がる。幹の基部は板根性状となる。

葉柄は6~10mm、4~10cmの卵状被針形、先端は尾状に長く尖り、基部を除き整った鋸歯がある。黄葉する。

雌雄別花。黄緑色の雄花は枝いっぱいに付く、雌花は上部に付くが目立たない。

直径7~12mmの球形の核果、紫黒色に熟し甘い。

名前

平安時代の「倭名類聚抄」に「椋」を「和名 無久」として現れています。

メモ 

葉は両面ともざらざら、研磨剤になる。トクサで荒磨きし、ムクノキの葉で仕上げたという。

根は深根性で板根を形成し、根が幹の基部からひだ状に肥大し、三角形の支持板を当てたようになる。


ムクノキ樹皮
樹皮は灰淡褐色で縦筋がある
15/9/29
ムクノキ樹形
金山城大堀切の大木
15/3/14
 ムクノキ新葉と蕾
新葉と蕾
16/4/12
ムクノキ花
雄花と葉腋に付く茶色の雌花
16/4/19
 
 ムクノキ雄花
雄花、花被片5個、雄しべ5個
16/4/19
 
ムクノキ葉

3行脈が目立つ、側脈は2分し鋸歯に終わる
15/8/21 

ムクノキ実
若い実
16/8/21
ムクノキ黄葉
黄葉が始まった
16/8/19
ムクノキ実
鳥は黒く熟した実から食べる
15/10/12 
ムクノキ黄葉
黄葉
16/11/20 
 ムクノキ実
黒く熟した実の果肉は甘い
16/11/20
 
 

トップページに戻る トップに戻る   前に戻る 前に戻る