太田金山 樹木散歩

ムラサキシキブ(紫式部)  モクセイ科
トネリコ属

葉の付き方 低木/高木 落葉/常緑 針葉/広葉 樹 高 花 期
対生 高木 落葉 広葉 20m 5月

分布

山地や丘陵地に生える。金山の尾根伝いに多数分布。

樹皮

樹皮は灰褐色で皮目。生長とともに樹皮は縦に割れて剥がれる。

葉柄は2~7mm。葉身は洋紙質、6~13mmの長楕円、葉先は尾状鋭尖頭、基部はくさび形。細鋸歯がある。主脈や若枝は紫色を帯びる。黄葉する。

両性花。花序は葉腋から集散花序に薄紫色の花を多数付ける。花冠は3~5mm、上部は4裂し、裂片は平開する。雄しべは4個で花冠より長く突き出る。雌しべは1個で柱頭は2裂する。

果実は核果で直径3~4mmの球形、紫に熟す。葉が落ちても実は残り、目に付く。

名前

紫色の実が茂る「むらさきしげみ(紫茂実)」が訛ったとの説がある。

メモ  園芸品種のコムラサキもある。ムラサキシキフ゛に比較し、実が密集、花序が葉腋から少し離れて出る、葉の上半分に鋸歯が目立つ等の特徴がある
ムラサキシキブは源氏物語や万葉集や枕草子などにその名は現れていないようです。 江戸時代の本草書に、「植木売は紫式部といふ」といった記述もあり、販売促進の一環としてムラサキシキブの名が使われ始めたようです。

ムラサキシキブ樹皮
灰褐色、縦に割れて剥がれる
16/4/30
ムラサキシキブ新葉
新葉
16/4/13
ムラサキシキブ蕾
蕾、目立たない
16/5/4
ムラサキシキブ花

紫花
15/6/9

 ムラサキシキブ花

雄しべ4個、雌しべ1個
17/6/8

ムラサキシキブ花
花冠の先は4裂、裂片は平開する
17/6/12 
ムラサキシキブ若い実
若い実
16/9/27 
ムラサキシキブ実
紫色に色付いた実
17/8/20
  
ムラサキシキブ実
徒長枝に付いた実
15/10/25
ムラサキシキブ実
直径3~4mmの球形
17/11/13   
ムラサキシキブ葉
洋紙質、長楕円形で細鋸歯がある
16/4/1
 
ムラサキシキブ黄葉
紫と黄のコントラストが素敵

17/11/13
 ムラサキシキブ実
葉が落ちても実は残る

17/11/8
 

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