分布 |
深山に生え、冷涼で日当たりのよい場所を好む。水道山公園に植栽されている。
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樹皮 |
樹皮は灰暗褐色で細長い皮目。
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葉 |
葉は長さ13~20cm、小葉9~17枚の奇数羽状複葉で互生。小葉は4~8対で中央の対の小葉が大きい、4~8cmの狭長卵形。先は鋭く尖り、基部は鋭形で左右不同、細かい鋸歯(まれに重鋸歯)が目立つ。紅葉が美しい。
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花 |
枝先に複散房花序を出し、直径6~10mmの白花を多数付ける。花弁は卵形で5個、雄しべは20個、花柱は3~4個。
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実 |
果実は直径5~6mmの球形で赤く熟す。落葉後、紅い実が枝上にいつまでも残る。また、鳥が好んで食餌するので、広く散布される。
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名前 |
材は燃えにくく、7回竈に入れても燃えないという。
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メモ |
紅葉も実も美しいので庭木や街路樹として重用される。
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ナナカマドの葉の化石が栃木県塩原の洪積世(170万年前~1万年前)から発見された。 |