太田金山 樹木散歩

ナナカマド(七竈)  バラ科
ナナカマド属

葉の付き方 低木/高木 落葉/常緑 針葉/広葉 樹 高 花 期
互生 高木 落葉 複葉 15m 5月

分布

深山に生え、冷涼で日当たりのよい場所を好む。水道山公園に植栽されている。

樹皮

樹皮は灰暗褐色で細長い皮目。

葉は長さ13~20cm、小葉9~17枚の奇数羽状複葉で互生。小葉は4~8対で中央の対の小葉が大きい、4~8cmの狭長卵形。先は鋭く尖り、基部は鋭形で左右不同、細かい鋸歯(まれに重鋸歯)が目立つ。紅葉が美しい。

枝先に複散房花序を出し、直径6~10mmの白花を多数付ける。花弁は卵形で5個、雄しべは20個、花柱は3~4個。

果実は直径5~6mmの球形で赤く熟す。落葉後、紅い実が枝上にいつまでも残る。また、鳥が好んで食餌するので、広く散布される。

名前

材は燃えにくく、7回竈に入れても燃えないという。

メモ 

紅葉も実も美しいので庭木や街路樹として重用される。

ナナカマドの葉の化石が栃木県塩原の洪積世(170万年前~1万年前)から発見された。

ナナカマド樹皮
灰暗褐色で細長い皮目
16/4/25
ナナカマド蕾

17/4/21
 ナナカマド花
5弁花
16/4/19
 
ナナカマド葉
奇数羽状複葉、小葉4~8対
16/4/24
ナナカマド花
白花を多数付ける
15/4/30
ナナカマド実

若い実
15/6/2

ナナカマド実
実が黄色くなってきた
16/7/28
ナナカマド紅葉
6月頃に赤くなる葉もある
16/6/10
 
ナナカマド実
熟した実と紅葉
15/9/28
 
 ナナカマド紅葉
紅葉
16/11/6
  
ナナカマド実
熟した実と紅葉
16/11/6
  
ナナカマド実
熟した実
16/12/5
   

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