分布 |
暖地の山地に自生、観賞用として庭などに植えられる。カラタチ沢に見られる。
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樹皮 |
樹皮は灰褐色~褐色で、縦に溝がある。若枝は赤褐色。
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葉 |
3回羽状複葉で長さ45cm、枝先に集まる。小葉は3~8cmの被針形、表は濃緑で光沢、裏は淡黄緑色。全縁。春と秋に赤くなる傾向。
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花 |
多数の白花を付けた大型の円錐花序。花弁は6個、雄しべは6個で葯は黄色、雌しべは1個。
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実 |
果実は直径6~7mmの球形の液果。赤く熟す。
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名前 |
中国では古来、「南天燭」「南天竹」などの名前で呼ばれており、日本名の「ナンテン」は中国での名称を簡略化したもの。
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メモ |
南天のど飴。咳止めの薬に利用される。
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「難を転ずる」という語呂合わせから、盗難や魔除け、火災除け。正月の生け花や出産祝いのお赤飯などの上に葉を添え、毒消しがわりの縁起木として昔から珍重。
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