太田金山 樹木散歩

ナンテン(南天)  メギ科
ナンテン属

葉の付き方 低木/高木 落葉/常緑 針葉/広葉 樹 高 花 期
互生 低木 常緑 羽状複葉 2m 5月

分布

暖地の山地に自生、観賞用として庭などに植えられる。カラタチ沢に見られる。

樹皮

樹皮は灰褐色~褐色で、縦に溝がある。若枝は赤褐色。

3回羽状複葉で長さ45cm、枝先に集まる。小葉は3~8cmの被針形、表は濃緑で光沢、裏は淡黄緑色。全縁。春と秋に赤くなる傾向。

多数の白花を付けた大型の円錐花序。花弁は6個、雄しべは6個で葯は黄色、雌しべは1個。

果実は直径6~7mmの球形の液果。赤く熟す。

名前

中国では古来、「南天燭」「南天竹」などの名前で呼ばれており、日本名の「ナンテン」は中国での名称を簡略化したもの。

メモ 

南天のど飴。咳止めの薬に利用される。

 「難を転ずる」という語呂合わせから、盗難や魔除け、火災除け。正月の生け花や出産祝いのお赤飯などの上に葉を添え、毒消しがわりの縁起木として昔から珍重。

ナンテン樹皮
褐色で縦に溝
16/5/30
ナンテン葉
3回羽状複葉
16/5/19
ナンテン蕾

16/5/24
ナンテン花
花弁6個、雄しべ6個で葯は黄、雌しべ1個
16/5/30
 ナンテン花
萼片は重なり合い、内側ほど大きい
16/6/8
ナンテン葉
春、赤くなった葉
16/5/24
 
ナンテン実
球形の液果、赤く熟す
16/12/11

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