太田金山 樹木散歩

ニワウルシ(庭漆)  ニガキ科
ニワウルシ属

葉の付き方 低木/高木 落葉/常緑 針葉/広葉 樹 高 花 期
互生 高木 落葉 複葉 25m 6月

分布

八王子山東部の道路沿いに群生している。

樹皮

樹皮は灰色で平滑、太くなると縦裂するが剥がれない。

葉は40cm~1mの奇数羽状複葉。枝先に集まって付く。小葉は6~16対で8~10cmの長卵形、先端の小葉は小さく偶数にも見える、葉縁は波打ち、先は尖り基部は円形、基部に1~2対の鋸歯、鋸歯の先は腺となる。黄葉する。

雌雄異株。枝先に円錐花序の緑白色の小花を付ける。雄花は花弁が5個、雄しべは10本で雌しべは退化している。雌花には退化した雄しべが10本、先が5裂した柱頭がある。

翼果で長さ4cm程。最初は黄緑色だが、次第に赤く変化し、乾燥して褐色になる。秋には白い翼果となり枝に残る。

名前

ウルシに似た葉の木で庭園に植えられる。

メモ

別名、神樹(Tree of Heaven、天国の木)。中国名は樗(ちょ)、役にたたない不良木としている。かぶれることはない。


ニワウルシ樹皮
成木の樹皮
16/5/16
ニワウルシ葉
奇数羽状複葉
16/5/6
ニワウルシ葉
基部に一対の鋸歯
17/5/28
ニワウルシ雄花

緑泊色の雄花序
15/6/2

ニワウルシ実

実が赤くなり花が咲いたよう
16/6/25

ニワウルシ黄葉
黄葉

16/11/18
ニワウルシ葉痕と冬芽
葉痕と冬芽

17/2/15 
 

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