分布 |
平地から低山地の日当たりの良い林縁などに自生する。金山山麓等、どこにでもある。
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樹皮 |
樹皮は灰褐色で滑らか、皮目が目立つ。
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葉 |
葉は長さ20~40cm、7~13枚の子葉からなる奇数羽状複葉で互生。小葉は5~12cmの楕円形で先は短鋭尖頭、葉縁はやや尖る粗い鋸歯。葉軸に翼があり、先端に近づくほど幅が広くなる。紅葉が素晴らしい。
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花 |
雌雄異株。枝先に小さな白色の花を多数付けた円錐花序を出す。花序の長さ15~30cm、花序の軸には淡褐色の毛が密生する。花弁は5個、長さ約2mmの楕円形。雄花の花弁はそり返り、5本の雄しべは花からつき出る。雌花の花弁はそり返らない。1個の雌しべと5個の退化した雄しべがある。
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実 |
果実は直径4mmの扁球形の核果で黄赤色に熟し、白い粉を分泌する。塩辛い味がする。
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名前 |
白い樹液を塗料として塗った。
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メモ |
ヌルテ゛ミミフシ(虫こぶ)はタンニンが含まれ腫物・虫歯の薬、黒の染料。
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燃やすと音がし、護摩木として使われる。 |