太田金山 樹木散歩

ヌルデ(白膠木)  ウルシ科
ウルシ属

葉の付き方 低木/高木 落葉/常緑 針葉/広葉 樹 高 花 期
互生 高木 落葉 複葉 4m 6月

分布

平地から低山地の日当たりの良い林縁などに自生する。金山山麓等、どこにでもある。

樹皮

樹皮は灰褐色で滑らか、皮目が目立つ。

葉は長さ20~40cm、7~13枚の子葉からなる奇数羽状複葉で互生。小葉は5~12cmの楕円形で先は短鋭尖頭、葉縁はやや尖る粗い鋸歯。葉軸に翼があり、先端に近づくほど幅が広くなる。紅葉が素晴らしい。

雌雄異株。枝先に小さな白色の花を多数付けた円錐花序を出す。花序の長さ15~30cm、花序の軸には淡褐色の毛が密生する。花弁は5個、長さ約2mmの楕円形。雄花の花弁はそり返り、5本の雄しべは花からつき出る。雌花の花弁はそり返らない。1個の雌しべと5個の退化した雄しべがある。

果実は直径4mmの扁球形の核果で黄赤色に熟し、白い粉を分泌する。塩辛い味がする。

名前

白い樹液を塗料として塗った。

メモ 

ヌルテ゛ミミフシ(虫こぶ)はタンニンが含まれ腫物・虫歯の薬、黒の染料。

 燃やすと音がし、護摩木として使われる。

ヌルデ樹皮
成木の樹皮
17/4/21
ヌルデ葉
新葉、奇数羽状複葉
16/4/11
nandaヌルデ葉
葉軸に翼があり、先に行くほど太くなる
16/5/21
ヌルデ蕾
蕾、円錐花序
16/7/10
ヌルデ花
白色の円錐花序
16/9/9
ヌルデ雄花
雄花、雄しべが目立つ
16/9/9
ヌルデ虫こぶ
虫こぶ、漢方では五倍子と呼ばれる
16/9/27
 
ヌルデ実
扁球形の核果、塩辛い味がする
15/10/5
  
 ヌルデ紅葉
扁球形の核果、塩辛い味がする
16/11/6
  
 

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