分布 |
山野の湿地や林内に生える。 |
茎 |
草丈は30cmくらいで、一本立ちする。 |
葉 |
茎頂に3個輪生し、菱状広卵形で長さ10~18cm。 |
花 |
茎頂に直径5~7cmの白花を1個付ける。外花被片3個は緑色で長さ約3cm、内花被片3個は白色で長さ約4cmの広卵形。雄しべ6個、雌しべの花柱は3裂する。ミヤマエンレイソウ(シロバナエンレイソウ)も白い花弁をつけるが、本種の方が大きく、ミヤマエンレイソウが横向きに咲くのに対しやや上向きに咲く。オオバナノエンレイソウでは、花弁はより丸みを帯び、先端もあまり尖らない。 |
実 |
実は6稜形の液果で、黒紫色に熟す。 |
名前 |
生薬名からきているという説とアイヌ語の「エマウリ」に由来するという説がある。 |
メモ |
エンレイソウの仲間は3枚の花弁、萼片、葉を持つ。開花までに10~15年を要し、10年間ほぼ毎年花を咲かせるといわれ、1個の種子が芽吹いてから枯死するまでの寿命は20~50年であろうと考えられている。 |
北海道に多く、北海道大学はオオバナノエンレイソウを校章に採用している。
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