群馬周辺 野草散歩

オオバナノエンレイソウ(大花の延齢草)  シュロソウ科
エンレイソウ属

タイプ 葉の付き方 花の色 花 期 茎の高さ
多年草 輪生 白色 4~6月 30cm

分布 山野の湿地や林内に生える。
草丈は30cmくらいで、一本立ちする。
茎頂に3個輪生し、菱状広卵形で長さ10~18cm。
茎頂に直径5~7cmの白花を1個付ける。外花被片3個は緑色で長さ約3cm、内花被片3個は白色で長さ約4cmの広卵形。雄しべ6個、雌しべの花柱は3裂する。ミヤマエンレイソウ(シロバナエンレイソウ)も白い花弁をつけるが、本種の方が大きく、ミヤマエンレイソウが横向きに咲くのに対しやや上向きに咲く。オオバナノエンレイソウでは、花弁はより丸みを帯び、先端もあまり尖らない。
実は6稜形の液果で、黒紫色に熟す。
名前 生薬名からきているという説とアイヌ語の「エマウリ」に由来するという説がある。
メモ  エンレイソウの仲間は3枚の花弁、萼片、葉を持つ。開花までに10~15年を要し、10年間ほぼ毎年花を咲かせるといわれ、1個の種子が芽吹いてから枯死するまでの寿命は20~50年であろうと考えられている。
北海道に多く、北海道大学はオオバナノエンレイソウを校章に採用している。

オオバナノエンレイソウ花

17/5/10
オオバナノエンレイソウ蕾

18/4/16
 オオバナノエンレイソウ花

18/4/16
オオバナノエンレイソウ葉
広卵形の葉が3個輪生
17/5/2 
オオバナノエンレイソウ花
雄しべ6個
17/5/10
オオバナノエンレイソウ花
緑色の萼片3個、白色の花弁3個
17/5/2 
オオバナノエンレイソウ実
実は6稜の液果、黒く熟す

17/6/24  
 

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