分布 |
丘陵や浅い山の林内に生える。八王子山近辺に多く見られる。 |
茎 |
根は紡錘樹状に肥厚する。茎は翼状の稜がある。 |
葉 |
葉は下方の2~3個が大きく、上のものほど小さい。最下の葉は長さ7~12cmの長楕円形で基部は茎を抱く。裏面の主脈の下半部は翼状に張り出して茎の翼に続く。 |
花 |
花は黄緑色。背萼片と側花弁は兜状に重なり、側萼片は斜め上を向く。距は長さ1.2~1.5cmで子房より長い。葯室から針のように突き出ているのは、虫にくっつくための粘着体。唇弁は反りかえる。太い花柄のように見える部分が子房。真中いあいている穴は距の入り口。その上にずい柱があり、左右に開いて葯室がついている。中に淡黄色の花粉塊が入っている。 |
実 |
蒴果。花後、子房(花柄)の捩れはなくなり、直立~斜上して熟す。 |
名前 |
花の姿がトンボのようで、トンボソウより葉が大きいことから。 |
メモ |
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