太田金山 樹木散歩

ライラック( ー )  モクセイ科
ハシドイ属

葉の付き 低木/高木 落葉/常緑 針葉/広葉 樹 高 花 期
対生 高木 落葉 広葉 5m 4月

分布 ヨーロッパ南東部原産。寒さに強いため、北海道で多く植えられ、広く庭木として楽しまれている。
樹皮 樹皮は灰褐色で、成木では縦にうすく割れて剥がれる。枝は日当たりのよい方に伸びる性質があり、樹形は不整形になりやすい。
葉は十字対生する。葉身は6~12cmの広卵形(おむすび形)、先は急尖頭、基部は切形か円形。縁は全縁で、側脈は5~7対。葉質は革質で柔らかく、葉表は濃緑で光沢があり、葉裏は淡緑色。
枝先の葉脇に長さ10~20cmの円錐花序を直立させ、芳香のある花を多数付ける。花は長さ1cmほどの花筒部の先が4裂した花冠を開く。花色は淡紫色。園芸種として白、青、紅色などがある。

蒴果。長さ約1.5cmの狭長楕円形で熟すと2裂する。

名前 英語で暗青色を意味するlailacと呼ばれ、日本でライラックと呼ばれるようになった。フランス語ではlira。和名はムラサキハシツト゛イ(紫端集)。茎の髄を抜いてパイプとされ、別名パイプツリー。
メモ  対生の葉が90度ずつねじれて、上から見ると十字形に見えるものを十字対生という。
イボタノキを台木にした、園芸品種が多い。

ライラック樹皮
成木は縦に薄く割れ、剥がれる
17/5/1
ライラック蕾

17/4/16
ライラック花
花筒部の先が4裂する
17/4/27
ライラック葉
革質で柔らかく、葉表は光沢がある
17/5/1
ライラック白花
白花
17/5/1
 
 
 
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