分布 |
明るい林の中や山地の草原に生える。近畿地方以西に分布する。 |
茎 |
茎は直立し高さ30~80cm、やや稜がある。 |
葉 |
根生葉は長柄があり、直径5~17cm、5~7裂し、裂片はさらに浅裂する。茎葉は上部ほど小さくなる。 |
花 |
花は長さ約3cm、総状花序に付き、3~15個の淡紫色の花を付け、下から咲く。花弁に見えるのは萼、中に花弁がある。上側に上萼片、両側に側萼片、下側に2個の下萼片が付く。側萼片の内側に毛があり、奥に多数の雄しべがある。 |
実 |
実は袋果、ふつう3個。 |
名前 |
花の形が舞楽の伶人がかぶる冠に似ているため、この名がある。花柄や花、花序の中軸には開出毛がある。 |
メモ |
乾燥した根を患部に塗り、寄生性皮膚病の漢方薬とする。 |
トリカブト属なので全草が有毒。 |