太田金山 樹木散歩
中国南部の原産、江戸時代に渡来。カラタチ沢に多数植栽されている。
樹皮は茶褐色で剥がれて白い雲母状。表面は平滑。
葉柄はなし、葉身は4~10cmの卵形、葉先は鈍頭、基部は円形。表は濃緑、裏は淡黄緑。葉縁は全縁。徒長枝は2対互生となる。秋の葉の色づきも捨てがたい。
円錐花序に桃紫色~紅紫色、または白色の花を付ける。花は花序の基部から咲はじめ、徐々に先端に及び、約100日咲き続ける。直径3~4cm、花弁は6個でうちわ形、下部は細長く、上部は円形で、縁が縮れたように波打つ。今年枝に花を付ける。
果実は蒴果で6裂する。種子は4~5mm。
猿も木から落ちるほど木肌が滑らかの意味。
2対互生とは2枚の葉が右側に付いたら、今度は2枚の葉が左側に付くという珍しい葉の付き方。