太田金山 樹木散歩

サワラ(椹)  ヒノキ科
ヒノキ属

葉の付き方 低木/高木 落葉/常緑 針葉/広葉 樹 高 花 期
対生 高木 常緑 針葉 30m 4月

分布

山地に自生、植栽もされる。子供の国に植栽されている。

樹皮

樹皮は縦裂し薄片に剥がれる。色は灰褐色~赤褐色。

長さ3mm程度の十字対生、先は尖る。葉の裏の気孔帯は W or X or 蝶の羽のような形で白く目立つ。先が尖り、触ると痛い。サワラは全体に緑色が薄く、葉のつき方がまばらで、枝は細く水平に広がって、隙間の多い円錐形の樹冠となる。

雌雄同株。雄花は楕円形で小枝の端に1個付く。雌花は球形で鱗片内に2個の胚珠がある。ともに目立たない。

球果は直径7mmの球形。開花の年の秋に熟す。

名前

古語の“さわらか”(さっぱりの意味)に由来するといわれている。材がヒノキにくらべて軽軟だからである。

メモ

材はヒノキより柔らかく、加工しやすく風呂桶や家具などに利用される。


サワラ樹皮
縦裂し剥がれる、スギのよう
16/4/22
サワラ雄花
雄花、枝先に付く
16/4/1
サワラ雌花
雌花、球形
16/4/8
サワラ実

実は球形、翌年の秋に褐色に熟す
16/4/8

サワラ気孔
気孔帯はX形
16/4/22


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