太田金山 樹木散歩

シキミ(樒)  シキミ科
シキミ属

葉の付き 低木/高木 落葉/常緑 針葉/広葉 樹 高 花 期
互生 高木 常緑 広葉 5m 3月

分布 山地に自生。お寺や墓地に植栽される。
樹皮 黒色を帯びた灰褐色、枝は緑色。
葉は枝先に輪生状に集まる。葉柄は7~20mm、葉身は長さ4~12cmの厚肉で革質の倒卵状長楕円形。表は濃緑で光沢あり、裏は灰緑、香気がある。
雌しべ先熟。直径2~3cmの花を葉脇に付ける。花弁と萼片は線状披針形で各6個ほど。黄白色で光沢がある。雄しべは約20本、雌しべは8個の心皮が集まる。まず、中央にある雌しべが反り返って受粉。その後、雌しべが中央寄りに移動して捩れ、雄しべの花粉が出始める。  
集合果で、直径2~3cmの八角形、9月ころ熟す。袋果は熟すと裂けて中の茶色の種子がのぞく。全体が有毒だが、特に果実は猛毒。
名前 悪しき実のアが抜けた名と言われる。
メモ ソメイヨシノの約2週間前に咲く。別名、ハナノキ。
シキミ線香の原料となる。

シキミ樹皮
黒味を帯びた灰褐色
17/3/5
シキミ葉
輪生状に付き、光沢がある
17/3/5
シキミ蕾

17/3/5
シキミ花
黄白色の花
17/3/5
シキミ花
花弁と愕片は線状披針形
15/4/12
 
 シキミ花

雌しべは8個の心皮からなる
17/3/5

 
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