太田金山 樹木散歩

シナノキ(科の木)  シナノキ科
シナノキ属

葉の付き方 低木/高木 落葉/常緑 針葉/広葉 樹 高 花 期
互生 高木 落緑 広葉 30m 6月

分布 山地に自生し、尾根から山腹、谷間まで広い範囲で見られる。子供の国に植栽のものがある。自生のものは確認していない。
樹皮 樹皮は帯灰褐色で縦裂。
葉柄は長さ2~5cm、葉身は長さ4~10cmの歪んだ円形。先は尾状に伸びる。基部は左右不同の心形。縁には不整な鋭鋸歯。葉脈は掌状に5本の主脈、基部側脈からさらに5本の側脈が出る。表面は濃緑色、裏面は緑色、表裏とも脈上に僅かな毛。葉裏の脈腋の分岐部に褐色の毛がある。
花は両性花、淡黄色の花を10数個付けた集散花序を出す。花の直径は1cm程。花柄には狭長楕円形の総苞葉が付く。萼、花弁それぞれ5枚。花弁の内側に仮雄しべがあり、花弁が10枚あるようにも見える。花は香りがよく、良質の蜜源になる。
直径5~7mmの球形の堅果。熟すと果序についたまま苞と一緒に落ち、苞がプロペラの働きをして、母木から遠くに散布される。
名前 アイヌ語の「結ぶ」の意味の「シナ」に由来、または樹皮がしなしなするためなどの説がある。
メモ  樹皮の繊維は布や縄の原料として利用されていた。
冷凍ミイラ「アイスマン」のマントはシナノキの繊維を編んだものと言われている。

シナノキ樹皮
暗灰褐色で縦に裂ける
16/5/16
シナノキ葉
葉身は歪んた心円形、基部は非対称
6/5/16
シナノキ蕾
花柄には総苞葉が付く
16/5/16
シナノキ蕾
蕾、集散花序
16/5/16
シナノキ花

淡黄色の花が沢山付く
16/5/16

シナノキ花
花弁5個、花弁状の仮雄しべが5個
16/6/5
 シナノキ花
花弁が10個あるように見える
17/6/13
 シナノキ花
良質な蜜源になる
17/6/14
 シナノキ実
5~7mm程の堅果
16/8/15
 シナノキ実
ヘリコプターのように回りながら落下する
16/9/6
 シナノキ実
落葉し、総苞葉と実のみ残った
16/10/12

   トップページに戻る トップに戻る   前に戻る 前に戻る