太田金山 樹木散歩

シロダモ(白だも)  クスノキ科
シロダモ属

葉の付き方 低木/高木 落葉/常緑 針葉/広葉 樹 高 花 期
互生 高木 常緑 広葉 20m 5月

分布

月の池の南方、新田神社の北面等、多数ある。

樹皮

皮は灰褐色で滑らか。

若葉は白い絹糸に覆われる。紫外線・虫・乾燥防止のため。葉柄は2~3cm、葉身は革質で8~18cmの長楕円、全縁で三行脈が目立つ。表は濃緑、裏は灰白色。

雌雄異株。いずれも枝の先端より下の葉腋に咲く。秋に黄褐色の花を散形花序に付け、開花前の花序は総苞片に包まれ球状。花被片は4個、雄花の雄しべは6個、雌花には雌しべ1個と仮雄しべ6個がある。

1.5cmの球形の液果。翌年の秋、赤く熟す。

名前

葉裏が灰白色なので「白」。江戸時代の別名に「シロタブ」があり、そこから「シロダモ」に転訛したものと言われる。

メモ

雌株は黄褐色の花と美しい赤い果実が同時にみられる。


シロダモ樹皮
灰褐色で滑らか
16/5/2
シロダモ新葉
葉は革質で3行脈が目立つ
16/4/8
 シロダモ新葉
新葉、陽にあたると銀色に輝く
16/4/22
シロダモ蕾
雄花序の蕾
15/9/28
 
シロダモ雄花

雄花序、雄しべばかり目立つ
15/10/29

シロダモ雌花
雌花序
15/11/5
 シロダモ雌花序
雌花序、雌しべ1個と仮雄しべ
16/11/8
シロダモ若い実
若い実、翌年赤く熟す
17/4/30
 
シロダモ実
液果、赤く熟した実
15/10/29

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