太田金山 樹木散歩
月の池の南方、新田神社の北面等、多数ある。
皮は灰褐色で滑らか。
若葉は白い絹糸に覆われる。紫外線・虫・乾燥防止のため。葉柄は2~3cm、葉身は革質で8~18cmの長楕円、全縁で三行脈が目立つ。表は濃緑、裏は灰白色。
雌雄異株。いずれも枝の先端より下の葉腋に咲く。秋に黄褐色の花を散形花序に付け、開花前の花序は総苞片に包まれ球状。花被片は4個、雄花の雄しべは6個、雌花には雌しべ1個と仮雄しべ6個がある。
1.5cmの球形の液果。翌年の秋、赤く熟す。
葉裏が灰白色なので「白」。江戸時代の別名に「シロタブ」があり、そこから「シロダモ」に転訛したものと言われる。
雌株は黄褐色の花と美しい赤い果実が同時にみられる。
雄花序、雄しべばかり目立つ 15/10/29