太田金山 樹木散歩

スイカズラ(吸葛)  スイカズラ科
スイカズラ属

葉の付き方 低木/高木 落葉/常緑 針葉/広葉 樹 高 花 期
対生 つる 半常緑 広葉 5月

分布 山野に普通に自生する。金山のどこにでも見られる。
樹皮

樹皮は灰褐色、若枝は赤褐色で粗毛が散生する。古い樹皮は縦に裂ける。

葉柄は3~8mm、葉身は2.5~8cmの卵型。全縁で毛がある。先は先鋭頭、基部は円形、側脈は4~5対。枝先の葉は越冬するのでニント゛ウ(忍冬)とも呼ばれる。

枝先の葉腋に2個づつ対をなして花が咲き白色、のち黄色となり、キンキ゛ンカ(金銀花)とも呼ばれる。花筒は細く先が唇状に2裂、下唇は線形、上唇は4浅裂する。雄しべは5個、花柱は1個で花冠から突き出る。

果実は5~7mmの液果で2個並び、黒く熟し、冬も残る。

名前

「水を吸う葛」の意から「吸葛」となった。また、花筒基部に蜜、子供が吸うので吸葛との説もある。

メモ

葉、茎、蕾には解毒・利尿作用があり、薬草として用いられる。


 スイカズラ樹皮
古い樹皮は縦に裂ける
16/12/15
スイカズラ茎
赤褐色で粗毛が散生する
16/2/29
 
スイカズラ葉
枝先の葉は越冬する
16/2/29
スイカズラ新葉
新葉
16/4/15
スイカズラ蕾
16/5/7
スイカズラ花
上唇は4浅裂、下唇は線形
19/5/20
 
スイカズラ花
葉腋に2個づつ対に咲く
15/5/14
スイカズラ花金銀
キンギンカ(金銀花)とも呼ばれる
16/5/19
スイカズラ実
液果、実は黒く熟す
17/10/3
スイカズラ花トンネル
スイカズラのトンネル
16/5/24

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