分布 |
山野に普通に自生する。金山のどこにでも見られる。 |
樹皮 |
樹皮は灰褐色、若枝は赤褐色で粗毛が散生する。古い樹皮は縦に裂ける。
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葉 |
葉柄は3~8mm、葉身は2.5~8cmの卵型。全縁で毛がある。先は先鋭頭、基部は円形、側脈は4~5対。枝先の葉は越冬するのでニント゛ウ(忍冬)とも呼ばれる。
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花 |
枝先の葉腋に2個づつ対をなして花が咲き白色、のち黄色となり、キンキ゛ンカ(金銀花)とも呼ばれる。花筒は細く先が唇状に2裂、下唇は線形、上唇は4浅裂する。雄しべは5個、花柱は1個で花冠から突き出る。
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実 |
果実は5~7mmの液果で2個並び、黒く熟し、冬も残る。
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名前 |
「水を吸う葛」の意から「吸葛」となった。また、花筒基部に蜜、子供が吸うので吸葛との説もある。
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メモ |
葉、茎、蕾には解毒・利尿作用があり、薬草として用いられる。
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