分布 |
丘陵の林縁や草地に生える。 |
茎 |
茎は直立、赤みを帯び、白色の粗い開出毛が多い。 |
葉 |
葉は数対が対生し、長さ、幅とも1〜2.5cmの広卵形で、先は丸みを帯び、基部は心形。縁には鈍い鋸歯が5~14対あり、両面とも軟毛が多く、裏面には腺点がある。 |
花 |
茎の先に長さ3〜8cmの花穂をだし、一方向にかたよって花をつける。花の色は青紫色または淡紅紫色、まれに白色のものもある。花冠は長さ約2cmの唇形で、筒部が長く、基部で急に曲がって直立する。上唇はかぶと状にふくらむ。下唇は3裂し、内側に紫色の斑点がある。萼は唇形で、上唇の背に丸い膨らみがある。 |
実 |
花が終わると萼はやや長くなって口を閉じる。中の果実が成熟すると上唇がが散って、4個の分果が落ちやすいようになる。 |
名前 |
開花した様子が波が立っているような特徴を持つことに由来。 |
メモ |
葉が多少小さいコバノタツナミソウ、葉が三角状卵形のオカタツナミソウがある。 |