太田金山 野草散歩

タツナミソウ(立浪草)  シソ科
タツナミソウ属

タイプ 葉の付き方 花の色 花 期 茎の高さ
多年草 対生 青紫色 5~6月 20~40cm

分布 丘陵の林縁や草地に生える。
茎は直立、赤みを帯び、白色の粗い開出毛が多い。
葉は数対が対生し、長さ、幅とも1〜2.5cmの広卵形で、先は丸みを帯び、基部は心形。縁には鈍い鋸歯が5~14対あり、両面とも軟毛が多く、裏面には腺点がある。
茎の先に長さ3〜8cmの花穂をだし、一方向にかたよって花をつける。花の色は青紫色または淡紅紫色、まれに白色のものもある。花冠は長さ約2cmの唇形で、筒部が長く、基部で急に曲がって直立する。上唇はかぶと状にふくらむ。下唇は3裂し、内側に紫色の斑点がある。萼は唇形で、上唇の背に丸い膨らみがある。
花が終わると萼はやや長くなって口を閉じる。中の果実が成熟すると上唇がが散って、4個の分果が落ちやすいようになる。
名前 開花した様子が波が立っているような特徴を持つことに由来。
メモ  葉が多少小さいコバノタツナミソウ、葉が三角状卵形のオカタツナミソウがある。

タツナミソウ花

17/5/21
タツナミソウ花
鈍い鋸歯が5~14対、両面とも軟毛
17/8/17
タツナミソウ花
茎は赤みを帯びる
20/5/23
 
タツナミソウ花
下唇は3裂、中央部に紫色の斑点
17/5/21
タツナミソウ花
筒部基部で急に曲がって直立
17/5/21

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