分布 |
中部地方以北に分布する。子供の国などで見られる。 |
樹皮 |
樹皮は暗灰色で縦に浅い裂け目が入る。 |
葉 |
葉は5~9個の小葉からなる奇数羽状複葉で対生。小葉は5~15cmの広卵形、基部は歪んだくさび形で細かい鋸歯がある。小葉柄基部に褐色の毛がある。 |
花 |
雌雄異株。新枝の先に白色の円錐花序を出し、花弁のない花を付ける。雄花には雌しべがなく、雄しべが2個。雌花には雌しべだけのものと、雌しべと2個の仮雄しべが付くものがある。 |
実 |
果実は翼果で長さ3~4cmの倒披針形。 |
名前 |
諸説あり、昔この木の皮を煮てニカワ状とし、これと墨とを練った。「共練り濃」が転じたものという説。トネリコの樹皮に付着する「イボタロウムシ」が分泌する蝋物質を、敷居の溝に塗ると戸の滑りがよくなったために、「戸に塗る木」が転訛してトネリコになったとする説などがある。 |
メモ |
かつてハンノキ同様、稲架木として植栽された。野球のバットの材料にもなる。 |
別名:タゴ、ダモ。 |