分布 |
山地に生える。カラタチ沢の沢沿い、子供の国駐車場等にある。
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樹皮 |
樹皮は黒褐色でザラザラ、大きな模様があり、生長すると大きく割れて剥がれる。
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葉 |
5~9枚の小葉からなる掌状複葉で対生、5~25cmの葉柄、中央葉は大きく13~30cmで倒卵状長楕円、先端は緩やかに尖り不整で低い重鋸歯。洗濯板のような側脈。小葉柄はなし、中央より先で幅広となる。黄葉する。
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花 |
雄花と両性花を混生させた円錐花序が枝先に直立する。花序の長さは15~25cm、白色で紅色のぼかしが入った直径1.5cmの花が多数付く。花弁の中心には黄色や赤の斑紋がある。ほとんどが雄花で花序の下に両性花が付く。雄花は花弁4個、雄しべ7個、雌しべは退化。両性花は薄紅色の雌しべ1個と雄しべ7個。
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実 |
直径5cm程の蒴果で褐色に熟すと3裂し1~2個の種子を出す。種子は赤褐色で下半分は色が薄く、栗のよう。
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名前 |
由来は、”ト”は「十」、”チ”は「千」で、実がたくさん生るため。
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メモ |
種子からトチ餅が作られる。
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花弁の斑紋は、個々の花に蜜がある間は黄色で、無くなると赤くなると言う。 |