分布 |
日当たりの良い山地に生える。金山南面等に自生。
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樹皮 |
樹皮は赤みを帯びた褐色、成長とともに不規則に剥がれる。枝は細く良く茂る。
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葉 |
葉柄は1~3mm、葉身は2~5cmの広卵形。先は鈍頭となった鋭尖頭、基部は広い楔形。不規則で粗い鋸歯がある。基部の少し上から3行脈となる。
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花 |
枝先に淡黄色の花を2個付け、共通の花柄がある。花冠は2~2.5cmの漏斗型。萼は基部まで5裂し、長さ5~12mm。上唇は2裂、下唇は3裂する。雄しべは4個、花柱は1個。花の内側に黄色い網目模様が見える。
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実 |
果実は痩果で9月頃熟す。長さ8~14mmの線形。先端に5個の萼片が衝羽根状の形になる。種子は長さ約5mmの細長い円柱形。冬に5枚のツクバネが残る。
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名前 |
ウツキ゛に似ており、果実に残る5枚の萼片がはねつきの衝羽根(ツクハ゛ネ)に似ていることから。
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メモ |
ウツキ゛の様に茎は中空となる。
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近縁種として、オオツクバネウツギがあり、萼片の一つが極めて小さい。本種の萼片は5枚ともほぼ同じ大きさ。 |