群馬周辺 野草散歩

ツルニンジン(蔓人参)  キキョウ科
ツルニンジン属

タイプ 葉の付き方 花の色 花 期 茎の高さ
多年草 互生 白緑色 8~10月

分布 つる性多年草。山麓や平地の林の中に生える。
悪臭があり、蔓を切ると白い乳液がでる。
葉は側枝の先ではふつう3〜4個集まってつき、長さ3〜10cmの長卵形で、裏面は粉白を帯びる。
花は側枝の先に下向きにつき、白緑色で内側に紫褐色の斑点がある。花冠は長さ2.5〜3.5cmの広鐘形で、先は浅く5裂し、裂片はそり返る。外側は白緑色で、内側には紫褐色の斑点がある。花柱の先が大きく膨れて3裂し、裂片の幅が広いのはツルニンジン族の特徴の一つ。雄しべ先熟。葉のような萼片が目立つ。萼片は長さ2〜2.5cm。
さく果は直径2〜2.5cm。種子は淡褐色で光沢はなく、片側に種子よりおおきな翼がある。
名前 根が朝鮮ニンジンに似ていることによる。朝鮮ニンジンの偽物として出回ったこともある。別名、ジイソバ。中の斑点を老爺のそばかすに例えたもの。
メモ 

ツルニンジン株

18/9/3
ツルニンジン葉
葉は(3~)4枚輪状につく
18/5/7
ツルニンジン蕾
蕾、4個の萼片に包まれている
18/5/7
ツルニンジン花
花柱の先は大きく膨れ、3裂
18/9/3
ツルニンジン花
花冠は5裂、裂片は反り返る
18/9/3
ツルニンジン花
花冠内側に紫褐色の斑点
18/9/3
ツルニンジン花
花の終わり
18/9/3
ツルニンジン実
蒴果、上部が割れ種子が出る
17/11/2
  

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