分布 |
原野、土手などに生える。 |
茎 |
つる性で、全草無毛で粉白を帯び、長さ2~3mほどになる。茎は細く丈夫で始め直立するが、次第に他の木や草にからみつき、良く分枝しする。 |
葉 |
葉柄は長さ1~2cm。葉身はやや厚い紙質、三角状狭卵形で長さ3~9cm。先は鈍頭で、基部は心形で両側が円い耳状をなす。 |
花 |
葉腋に1個まれに2個、ラッパ状の花を横向きに付ける。花柄は長さ2~4cm、花筒は黄緑色で長さ3~4cm、細くやや上方へ湾曲し、室部は球形にふくらみ、舷部の上部は拡大して舌状で狭三角形をなし、末端は鈍い鋭尖頭、両縁は少し反り返る。花筒内壁には紫褐色の短毛があり、のちに脱落する。雌しべ先熟、球部にハエ類を閉じ込める。 |
実 |
さく果は球形から楕円形で、長さ2~6cm、基部から6裂する。国内での結実はまれ。種子は扁平で卵状三角形、長さ4~5
mm、膜状の翼がある。 |
名前 |
果実が熟すと、基部から6裂し、果柄も糸状に6裂してぶら下がる。この形が馬の首に付ける鈴に似ているからという。 |
メモ |
ジャコウアゲハなどの幼虫の食草になる。 |