群馬周辺 野草散歩

ウマノスザクサ(馬の鈴草)  ウマノスズクサ科
ウマノスズクサ属

タイプ 葉の付き方 花の色 花 期 茎の高さ
多年草 互生 緑紫色 7~9月 つる性

分布 原野、土手などに生える。
つる性で、全草無毛で粉白を帯び、長さ2~3mほどになる。茎は細く丈夫で始め直立するが、次第に他の木や草にからみつき、良く分枝しする。
葉柄は長さ1~2cm。葉身はやや厚い紙質、三角状狭卵形で長さ3~9cm。先は鈍頭で、基部は心形で両側が円い耳状をなす。
葉腋に1個まれに2個、ラッパ状の花を横向きに付ける。花柄は長さ2~4cm、花筒は黄緑色で長さ3~4cm、細くやや上方へ湾曲し、室部は球形にふくらみ、舷部の上部は拡大して舌状で狭三角形をなし、末端は鈍い鋭尖頭、両縁は少し反り返る。花筒内壁には紫褐色の短毛があり、のちに脱落する。雌しべ先熟、球部にハエ類を閉じ込める。
さく果は球形から楕円形で、長さ2~6cm、基部から6裂する。国内での結実はまれ。種子は扁平で卵状三角形、長さ4~5
mm、膜状の翼がある。
名前 果実が熟すと、基部から6裂し、果柄も糸状に6裂してぶら下がる。この形が馬の首に付ける鈴に似ているからという。
メモ  ジャコウアゲハなどの幼虫の食草になる。

ウマノスザクサ芽吹き
芽吹き、しばらく直立する
18/10/17 
ウマノスズクサ蔓
蔓が延びてきた
19/5/17
 ウマノスズクサ葉
3角状卵形、基部は心形で両側が耳状
18/5/30
 ウマノスズクサ蕾
おもしろい形の蕾
18/6/4
ウマノスズクサ花
室部は球形、ハエ類を閉じ込める
20/7/22
 
 ウマノスズクサ花
内壁に紫褐色の短毛
20/7/22
 
ジャコウアゲハ卵
ジャコウアゲハの卵
18/5/30
ジャコウアゲハ幼虫
ジャコウアゲハの幼虫
18/6/18
ジャコウアゲハ蛹
ジャコウアゲハの蛹
18/7/9

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