分布 |
各地のやや湿り気のあるところに自生。庭木としても植えられる。金山北面、八王子山等に点在する。
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樹皮 |
樹皮は灰褐色。
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葉 |
葉柄は4~9mm、葉身は2~7cmの楕円形、葉先は尖り鋭い細鋸歯、表は緑で毛がある。
側脈は葉縁部には達しないで前方に湾曲。
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花 |
雌雄異株。本年枝の葉腋に雄花序は5~20個、雌花序は2~4個の淡紫色の花を集散状に付ける。花序軸は短い。花弁は4~5個、楕円形で雄花は約2mm、雌花では約2.5mm。雄花には4~5個の雄しべと退化した雌しべ、雌花には退化した雄しべが付く。
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実 |
核果、直径5mmの球形で赤く熟す。中に4~5個の核が入る。落葉後の赤い実が目立つ。
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名前 |
葉や枝ぶりが梅に似ている、実の付き方も小梅の様。
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メモ |
実は発芽抑制物質を含み、小鳥のおなかを通過しないと発芽しないしくみ。
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風媒花で、花粉は非常に広範囲に飛ぶ。
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