分布 |
山地の湿った渓流沿いなどに生える。 |
茎 |
茎は地を這い、先に長柄のある葉を2個出す。 |
葉 |
葉は長さ5~8cmの円心形で先は尖り、質は薄い。両面脈上に毛がある。葉裏はやや紫色。 |
花 |
葉の間から短柄を出し、直径約1.5cmの淡褐色の花を1個開く。萼筒は扁球形で直径約1cm、外面に縦の筋が目立つ。3個の裂片は三角状広卵形で先が少し尖り、平開し、先はつまんだように持ち上がる。雄しべは12個。花柱は口ばし状で6個、柱頭に縦溝がある。 |
実 |
液果状の蒴果、熟すと破れて中の種子が出る。 |
名前 |
他のカンアオイ属より葉が薄いので「薄葉」、細い根は辛味があることから「細辛」。 |
メモ |
根は細く、辛みがあり、漢方では細辛と呼び薬用する。 |
ヒメギフチョウの食草、ギフチョウはフタバアオイを食草とする。 |